役職:教授
居室:25-615A
email:rei.yamamoto(at)ae.keio.ac.jp
教員プロフィール:
https://www.st.keio.ac.jp/tprofile/ae/yamamoto.html
研究者情報データベース:
https://k-ris.keio.ac.jp/html/100011510_ja.html
金融工学、資産運用、ポートフォリオ最適化、実証分析
金融データを用いて年金、金融機関、個人が行う資産運用全般に関するモデル開発、及び実証分析を行っています。また情報開示などの企業行動と企業価値の関係に関する実証分析も行います。
管理工学輪講、卒業研究、理工学基礎実験、管理工学実験・演習6、管理工学基礎演習Ⅰ、金融データ分析、アントレプレナー育成寄附講座
数千ある株式を用いて資産運用を行う場合、その株式のリターンやリスクを推計し、最適な投資を決定していきます。これらの作業には大量のデータを扱って株式や企業を分析する技術や最適なリターンやリスクをもつ投資案(ポートフォリオ)を構築する技術が必要となります。当研究室では近年の資産運用業界の動向を見ながら、最新の資産運用方法に関する研究を行っています。
銀行などが企業に貸し出しを行う場合、その企業が安全であるか(倒産しないか)を判断する必要があります。この評価(信用リスク評価)を数百万社ある企業に対して行うことは容易ではなく、膨大なデータを扱った定量的手法が用いられています。当研究室では様々な信用リスク計測のニーズ(例えば新興国の中小企業のような情報の乏しい企業の評価など)に合わせた信用リスク評価手法の研究を行っています。
企業はビジネスを行う以外にも様々な行動を行っています。例えば、投資家に対して様々な情報開示を行っており、自身のビジネスの現状や今後の目標、その目標を達成するための手段などを公表しています。そのような情報開示が活発な企業はどのような特徴を持つのか、またその後の企業業績や株価はどのようになるかなど、企業活動を詳細に分析してその特性を分析します。
金融工学は現実の株式市場や企業行動を工学的なアプローチで分析する学問です。理論や知識を学ぶだけではなく、大量の企業データを扱うプログラミング技術やデータ分析の結果を実際の現象と結び付けて解釈する理解力が必要となります。当研究室ではこのような能力を身に着け、金融機関やその研究所などで即戦力となる人材を育成することを目標としています。