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岡田有策 教授 内閣府上席科学技術政策フェローに就任

お知らせ 2015.06.23

管理工学科 教授 岡田有策君が、内閣府において「上席科学技術政策フェロー(国家基盤技術グループ)」として、2015年4月より、任用されています。
 (フェロー制度については、http://www8.cao.go.jp/cstp/stsonota/fellow/fellow.html

慶應義塾大学からは初の任用であり(私立大学からも初の任用です)、慶應義塾の教員が国の科学技術政策の立案に貢献できることに期待いたしましょう。加えて、慶應義塾の科学技術研究の戦略を立案する上でも貢献できる可能性があります。管理工学科、およびオープンシステムマネジメント専修の学生のみなさんにも、講義を通じて、科学技術政策に関する様々な情報を岡田教授より提供していただくことを考えています。なお、岡田教授は、内閣府に週2日以上勤務することになります。そのため、講義などに少なからぬ影響ができることが予想されますが、これらの影響が最小限で済むよう管理工学科として本件を十分に支援していく体制を整えていく予定です。

管理工学科主任
栗田 治

科学技術政策フェロー制度について

(趣旨)
科学技術イノベーション総合戦略(平成25年6月7日閣議決定)において、「総合科学技術会議が持つべき分析・企画力等を発揮するためには、その基盤となる事務局の人員体制の質的・量的強化が不可欠である。そのためには、産業界、大学等の協力を得ながら、経済成長、産業競争力、イノベーション等の専門的知見を有する優秀な人材を登用することなどによって、事務局の人員体制を強化する。具体的には、米国科学振興協会(AAAS)のフェロー制度を参考にした研究者等が行政機関等において業務に参画できる制度の導入等について検討する。」こととしており、このたび平成26年度予算(案)において科学技術政策フェローの経費が計上されたことから、これまでの政策調査員とは異なる弾力的な運用を可能とする「科学技術政策フェロー」という職名を訓令により新たに制定された。

1.目的等
科学技術政策フェローの配置については、現場の政策分析能力と政策立案への直接関与を強化することをねらいとして、現場の声を政策に反映できる新たな仕組みにより運用する。また、派遣する大学・研究機関と連携し効果的な制度運用を図ることにより、現場における研究開発マネジメント体制の強化、マネジメント人材育成の充実等が期待される。

2.業務内容
専門的な知識経験に基づき、科学技術イノベーションに関する専門的事項の調査・分析及び施策の推進に係る企画及び立案に関する事務に従事する。
(1)科学技術イノベーションに関する基本的な政策・制度・マネジメント・運営の設計やこれらの推進、及びシンクタンク等関係機関との連携強化に係る専門的・技術的事項についての調査・分析等に関する業務
(2)先端的な研究開発に関する施策の企画、立案等に係る専門的・技術的事項についての分析等に関する業務

[興味のある学生は、直接、岡田有策教授に詳細を聞きにいってください。]

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