役職:教授
居室:26-502B
email:daimon (at) ae.keio.ac.jp
教員プロフィール:
https://www.st.keio.ac.jp/tprofile/ae/daimon.html
研究者情報データベース:
https://k-ris.keio.ac.jp/html/100011493_ja.html
人間工学、自動車人間工学、認知・行動分析、自動運転、ヒューマン・マシン・インタフェース設計・評価、交通行動、人間工学的評価手法
自動運転システムをはじめとする自動車・道路交通分野における人間の認知・行動の基礎的研究や行動支援のためのシステム設計・評価に関わる応用研究、これらのシステムを社会実装するための実証的研究など、人間工学やシステム工学の視点に基づいた研究を行っています。
管理工学輪講、卒業研究、管理工学実験・演習1、人間工学Ⅰ、人間工学Ⅱ、人間工学Ⅵ
自動運転車の研究・技術開発は、個人が所有する自家用車としての自動運転車や地域の移動・物流サービスとしての自動運転車を対象に進められています。これら自動運転システムを社会実装していく上で、自動運転を支えるハードウェアやソフトウェアの研究・技術開発だけでなく、自動運転車とその自動運転車に関わる人間との関わり方(インタラクション・コミュニケーション)を安全や安心、円滑などの観点から設計する必要があります。実道観測や試験走路実験、シミュレータ実験等を通じて、自動運転車とその自動運転車の周囲に存在する歩行者や自転車、他のドライバーとの関わり方(コミュニケーション)の設計や技術に関する研究を行っています。また研究成果を自動車工業会や自動車技術会などと連携して国際標準化活動等に活用し、自動運転車の安全・安心で円滑な社会実装への貢献を図ります。
図1-1:自動運転車と周囲の交通参加者とのコミュニケーション研究
図1-2:現場観測
図1-3:試験走路実験
図1-4:シミュレータ実験
車載技術やセンシング技術の進展に伴って、自動車の運転支援システムや信号制御等の交通管制等の情報システムが研究開発され社会実装されつつあります。これらのシステムに関与する人間の認知・判断・行動などの視点から、人間とシステムの関わりについて研究し、安全・安心なシステム設計や運用に関わる指針等を提案します。
自動車・道路交通分野では、安全支援や行動支援の情報提供・操作介入による人間と機械の関わり方がシステムを設計する上で重要な要素の一つとなっています。システムから提供される情報や支援を利用する人間の認知・判断や作業負担(ワークロード)あるいは覚醒状態の特徴を心電図や脳波等の生体信号に基づいて分析・評価する研究を行っています。
政府主導の国家プロジェクトによる受託研究、自動車関連メーカ、電機メーカ、道路交通情報管理機関、道路交通関連研究機関との共同研究
システムに対する人間の関わりについて、対象となる現場での観察分析から実験検証のための実験デザインの立案、統計手法等に基づいた分析・評価など、これら一連の流れに関わる方法論等を身につけるとともに、システムに関与する様々な人間の視点から、またシステムの社会実装の視点から、システムの設計推奨や規格等を提案できる人材を育成することを目標としています。また研究活動を通じた経験から、多様な技術や人材が関わるプロジェクトの立案・運営を担える能力を身につけてもらいたいと考えています。